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「殺される‥」
夫が言ったその言葉にひどく動揺した女性が、わたしの下へやってきました。
その女性の名は、上原玲子さん。
その玲子さんのだんな様、信二さんについての相談でした。
信二さんは1年半程前から
"幻覚"や"幻聴"という症状に、苦しんでいるというのです。
まだ数多くの症状があるらしく、詳しくお聞きした所、
信二さんは、統合失調症だったのです。
真面目で大人しい信二さんに、何が起きたのでしょうか?
信二さんが変わり始めたのは、
システムエンジニアの仕事から営業職に移ってからだというのです。
何故、彼は変わってしまったのでしょう‥。
環境の変化が原因でしょうか?
それとも、過度のストレスとか・・・。
ですが、
統合失調症の原因は、まだはっきりしていません。
脳の中で、情報を伝える物質のバランスが崩れることが関係しているのでは?と言われています。
また、大きなストレスがかかること等も関係あり、さまざまな要因が関与していると考えられています。
「うつ病だと思っていました」
玲子さんも、勘違いしていたようです。
信二さんの様子がおかしいな?と思い始めたころ、
不眠を訴えたり、食欲も無く、引きこもりがちになったからだそうです。
でも、その程度の変化では、病を疑ったりしないですよね?
まして、「病院に行ってみよう」何て、考えないですよね?
玲子さんもその頃は、余り気にしていなかったようなのです。
所が、様子の変化に気づき始めて1ヶ月程たった頃から、わけの分からないことを言うようになったそうです。
「マンションのエレベーターに乗り合わせた人たちが、俺の体臭が臭くてたまらない!ってコソコソ言うんだ。」
とか
夜中に起こされて、何を言うかと思ったら
「天井から男が監視していて、眠れない」
とか・・。
何も見えない、聞こえないわたしたちには分からないのです。
でも、信二さんには本当に聞こえたり、本当に見えているのです。
「通勤拒否なんでしょうかね‥?」
そう、玲子さんはいいました。
統合失調症に気づくのは、近くで生活している家族が殆どです。
本人には、自覚が御座いません。
それは
実際に聞こえる声だからです。
実際に見える姿だからです。
その実在しない声や姿に怯え、外に出掛けることや、人に接する事を避けるようになります。
そのため、引きこもりがちになり、
会社に行かなくなってしまうのです。
いえ、行けなくなってしまうのです。
そして、家族とのコミュニケーションも少なくなり、自分の殻に閉じこもり
症状の悪化、という悪循環に陥ってしまいます。
「今まで仲良かった同僚たちが、わたしの悪口を言っている・・」
「マンションの上の階の家族が、うちを盗聴している・・」
「24時間、監視されている・・」
そんな家族の言葉を、貴方は信じることができますか?
先程お話させていただいた信二さんの奥様、玲子さんも最近まで本当に起こっていることとは思わなかったようです。
考えてみて下さい。
耳元で囁かれる、自分の悪口
振り返るといる、見知らぬ人間の姿
かなり怖いですよね。
まだ、貴方の知らない統合失調症の症状があります。
わたしは今まで、数多くの統合失調症の方やご家族の方にお会いしてきました。
その方たちのお話をしたいと思います。
貴方の大切なご家族が統合失調症から解放されるヒントが見つかると思いますので、
ゆっくり読んでみて下さい。
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